昔から根強い人気のある漫画「キン肉マン」ですが、1990年代にアニメ化されてから、2024年に32年ぶりにアニメ化されました。そんなキン肉マンのアニメに打ち切りの噂が出ているようですが、本当なのでしょうか。原作との違いも気になるところです。そこで今回は、キン肉マンアニメの打ち切り理由について、原作との違いもご紹介します。
キン肉マンのアニメは打ち切り?
キン肉マンの完璧超人始祖編のアニメは2024年7月~9月にシーズン1が放送され、2025年1月~3月にシーズン2が放送されました。また、シーズン3の制作も決定しており、アニメのキャラクターソングが制作されることも決定していて、キン肉マンのアニメは打ち切りにはなっていません。キン肉マンはこれまで、1983年に「キン肉マン」、1991年に「キン肉マン キン肉星王位争奪編」がアニメで放送され、昔から根強い人気のある作品となっています。
打ち切りの噂が出た理由
ここまで人気の高いキン肉マンのアニメに打ち切りの噂が出たのはなぜなのでしょうか。考えられる理由を3つご紹介します。
① 原作漫画が長いため
キン肉マンの完璧超人始祖編は漫画では38巻から60巻あたりまでの内容となっており、かなりボリュームがあります。アニメでは1シーズンで4~5巻くらいしか進まないため、完璧超人始祖編をアニメで全て放送するのは難しいとのことから、アニメ打ち切りの噂が出たようです。ちなみに原作は2025年9月現在89巻まで出ています。
② 中途半端な終わり方だったから
キン肉マンのアニメシーズン2の最終回がキリの悪いところで終了したことも、打ち切りの噂が出た原因の1つのようです。本当はまだ続くはずのアニメが急に終わったような感覚になったようですね。また、総集編を挟んだりもしていたので、それもアニメ打ち切りのための帳尻合わせだったと感じた人もいたのかもしれません。
③ 検索ワードに「キン肉マン アニメ 打ち切り」が出てくるため
ネットでキン肉マンについて調べると、アニメ 打ち切りというワードが出てきて、本当にアニメが打ち切りだと思ってしまった人もいたようです。アニメシーズン2の放送が終わった時点では、3期の放送について発表がなかったので、打ち切りを疑った人たちが検索して、検索ワードに浮上するようになったようです。アニメの放送が一旦終わると、打ち切りの噂が出るのはよくあることで、俺物語 打ち切りという噂も出たことがありました。
アニメ2期の内容はどこまで?
「キン肉マン」の完璧超人始祖編のアニメシーズン2では、原作漫画の第45巻まで描かれました。最終回は完結するような内容ではなく、中途半端な終わり方となっており、続編を期待させる形となりました。アニメシーズン3では、鳥取砂丘の特設リングで、キン肉マンたち正義・悪魔連合軍と、ネメシスら完璧・無量大数軍の闘いのその後が描かれることになります。
原作との違い
キン肉マンのアニメでは原作を忠実に再現しているところも多いですが、カットされたり変更されたりしているシーンも細かい部分で多くあります。そんな原作との違いについてご紹介します。
カラーリングの違い
アニメでキャラクターを並べた際に、視聴者が見やすいように一部のキャラクターの配色も変更されました。例えば、テリーマンは原作では青い髪でしたがアニメでは金髪になっていたり、ロビンマスクは原作が白銀に対しアニメでは青色に描かれていたりします。
ギャグ展開が増えている
また、原作ではギャグが少なくなっていったため、原作側から「ギャグを入れてくれ」という要望があり、キン骨マンやイワオなど原作では中盤から登場しなくなるキャラクターがギャグを展開しています。ファンからは、原作通りの内容でやってほしいという意見もある一方で、原作とは違った楽しみ方ができて良いという意見もあり、賛否両論のようです。
過激な表現が変更されている
1990年代に放送された旧アニメの方では、原作での過激な表現はカットされることがありました。代表的なところとしては、「第20回超人オリンピック編」で描かれたブロッケンマンの最期が有名です。
原作ではラーメンマンの「キャメル・クラッチ」により、ブロッケンマンの胴体が真っ二つに引き裂かれ、そこから流れ出る血を、カレクックが舐めるという場面でした。しかし1983年に放送されたアニメでは、ラーメンマンがブロッケンマンの背骨をぐにゃりと折り、巨大な麺棒でのばしてラーメンの麺にして、最後にはそれをラーメンマンが食べるという展開となり、骨の折れる音や流血の描写もなく、コミカルな印象となっていました。旧アニメのキン肉マンが放送されていた時間帯は日曜日の朝10時だったので、小さい子どもが見ることを考慮して、マイルドな表現をする必要があったのだと考えられます。
キン肉マンのアニメ声優
キン肉マンのアニメでキャラクターの主な声優さんをご紹介します。
キン肉マン(宮野真守)
前作までは「北斗の拳」のケンシロウ役でも有名な神谷明さんが担当していましたが、今作より声だけでなく、ルックスもイケメンと称される宮野真守さんが抜擢されました。
テリーマン(小野大輔)
テリーマンの声優を担当する小野大輔さんは、ジョジョの奇妙な冒険の空条承太郎や、黒執事のセバスチャンなど、様々な有名キャラクターの声を務めてきました。低く落ち着いた声で、大人びた声からワイルドな声まで様々な役柄を演じることができる声優さんです。
ラーメンマン(関智一)
関智一さんは、これまでにドラえもんのスネ夫や、呪術回線のパンダ、PSYCHO-PASSの狡噛慎也など、様々な有名キャラクターの声優を務めてきました。スネ夫のようなハイトーンでコミカルな役柄も演じることができる一方で、狡噛慎也のような青年役もこなせる幅広いスキルを持った声優さんです。
他にも有名声優さんが多く出演しており、とても豪華なメンバーになっています。キン肉マンの声を担当した宮野真守さんは、子供の頃から大好きだった作品で、この役をするなんて夢にも思っていなかった、とコメントしていました。梶裕貴さんや小野大輔さんなど、主人公を演じるような声優さんも勢揃いです。また、キン肉マンはキャラクターがかなり多いので、1人の声優さんが脇役ふくめて2役をこなすということも少なくないようです。
まとめ
今回は、キン肉マンアニメの打ち切り理由について、原作との違いもご紹介しました。キン肉マンのアニメは打ち切りにはなっておらず、シーズン3の制作も決定していることがわかりました。アニメ視聴者が見やすいように原作から少し変えている部分もあるようですね。アニメシーズン3の放送が今から楽しみです。