大人気漫画「鬼滅の刃」に出てくる玄弥は鬼化できる能力を持っていますが、一体いつからそのような能力を持っているのでしょうか。また、鬼化については何話で見ることができるのかも気になりますよね。
そこで今回は、玄弥の鬼化はいつからなのか、理由についても調査したのでご紹介します。
玄弥の鬼化はいつから?
玄弥は「鬼喰い」という、鬼を食べて体内に肉を取り込み、自分のパワーとして発揮する特殊な能力を持っていますが、玄弥が鬼化できるようになった具体的なタイミングは原作では明らかにされていません。ファンの間では、最終選別後と言われており、実際に玄弥の体は最終選別から2年ほどでかなり大きくなっていて、それも鬼喰いの影響と考えられます。
アニメでは何話になるのか?
玄弥の鬼化については、テレビアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」の第6話で明らかになります。また、初めて風柱の実弥と兄弟であることもわかりました。炭次郎・禰󠄀豆子・玄弥が4体に分裂する上弦の肆・半天狗と戦った際に、鬼化するシーンがあり判明します。
鬼になった理由
玄弥は炭次郎たちのように、「呼吸」が使えず、日輪刀を操ることができませんでした。他の隊士にように剣で鬼の首を斬ることができないことで、焦りや苛立ちを感じ、精神的に追い詰められたことが理由で鬼を食べてしまったようです。また、鬼殺隊の柱の1人である兄と一緒にいたいという思いもあり、どうしても強くなる必要がありました。呼吸が使えない玄弥ですが、隊士として弱いわけではなく、身体能力は非常に高く強いフィジカルも持っており、単純な身体能力だけで言うと鬼殺隊士の中でも上位の部類に入ります。
玄弥にしかない唯一無二の才能
玄弥は、並外れた咬合力と鬼の血肉を自分の力に変換できる消化器官を持った特異体質で、鬼が持つ高い生命力や並外れた身体能力を手に入れることができます。食べる鬼が強ければ強いほど、高い力を発揮することができるのですが、鬼化は体への負担もあるため奥の手として使っています。日輪刀を操ることのできない玄弥ならではの特徴で、鬼殺隊の唯一の逸材と言われており、かなり心強い存在であることには間違いありません。
普段の戦闘スタイル
玄弥は鬼化していないときは、日輪刀と南蛮銃を使って戦います。射撃が得意ということもあり、基本的には南蛮銃で遠距離から攻撃をし、間合いが近付いたら日輪刀を使うという戦い方をしています。この南蛮銃は日輪刀と同じ素材でできており、鬼にも効く武器となっています。ただ、銃では並の鬼くらいの弱い敵しか殺せないため、サブの武器として小太刀の日輪刀を携えており、二刀流の戦闘スタイルで鬼と戦っています。
鬼化したのは弱いから?
玄弥の鬼化は、一時的に鬼と同じ体質になれるというだけで、完全に鬼になるわけではありません。兄に謝るために強くなりたいという理由だけで鬼化しているので、その強い思いが、完全に鬼化するのを留めているのではないでしょうか。
また玄弥の鬼化の背景にはこんな悲しい過去がありました。
玄弥の悲しい過去
玄弥は鬼殺隊の風柱・不死川実弥らと共に、家族で暮らしていました。毎日忙しく働いている母親と、母親や子供たちにも暴力を奮うような父親をのもとに生まれましたが、兄弟は仲が良く、実弥を含め7人の兄妹がいました。一番年上の実弥は、一番歳の近い玄弥に「家族は俺たち二人で守ろう」と話しており、父親が亡くなった後も、実弥と玄弥は共に支えあって過ごしていました。
しかし、とある夜、なかなか家に帰らない母親を心配して実弥が外に出て行ったところに、鬼が家に襲撃して一瞬にして兄妹たちの命が奪われてしまいます。玄弥は兄妹たちを救うため医者を呼びに家を飛び出しましたが、家に帰ると血まみれの包丁を持った実弥と倒れている母親がいました。鬼の正体は母親だったことがわかり、実弥が茫然としている中、玄弥は実弥に、なぜ母を殺したのか責めてしまいます。その後、実弥は二度とこのようなことが起きないよう、鬼殺隊に入ることを決意し、風柱となります。また、玄弥は柱となった兄に謝りたいという想いもあり、兄を追いかけるように鬼殺隊に入隊することになります。
兄との関係性
幼い頃は仲が良かった兄弟ですが、玄弥が母親を殺した兄の実弥を非難しまってから、仲違いをしてしまいました。その後、兄に謝りたいという思いで兄を追いかけるように鬼殺隊に入隊した玄弥ですが、実弥は「お前は俺の弟じゃねぇよ」と弟を拒絶します。さらに、玄弥の鬼喰いの事実を知ると実弥は激怒し、玄弥の目を潰そうともしました。なぜここまで冷たく当たるのかというと、実弥は玄弥のことを心から大切に思っており、鬼と戦わずに生きる人生を歩んでほしかったからという理由でした。弟には鬼殺隊などに入らず、所帯を持ち幸せにくらしてほしかったようです。黒死牟戦の最後では、実弥の本心が明かされ、兄弟が和解することができました。劇場版鬼滅の刃 第一章 無限城編では、まだ玄弥と実弥の最後については描かれていないので、今後公開予定の映画で見ることができそうです。公開が楽しみですね!
玄弥の声優は誰?
玄弥の声優を務めるのは岡本信彦さんです。岡本信彦さんは、僕のヒーローアカデミアの爆豪勝己や、葬送のフリーレンのヒンメル、ハイキュー!!の西谷夕など、様々な有名キャラクターの声を担当しています。幼少期も同じく岡本信彦さんが演じており、岡本さんは幼少期の玄弥を演じることを「挑戦だった」と言っていました。特に、泣き叫ぶシーンは、どんどん声が太くなってしまうので、太くならないようにするのが大変だったそうです。岡本信彦さんは、ストーリーが進むにつれて玄弥の過去や性格などが明らかになる機会が増え、多くの人に玄弥の魅力を知ってもらえて嬉しいとコメントしていました。岡本信彦さん演じる玄弥の声はファンの間でもかなり好評のようです。鬼滅の刃は海外人気漫画の1つでもあり、世界中からも注目を集めています。
まとめ
今回は、玄弥の鬼化はいつからなのか、理由についても調査したのでご紹介しました。玄弥の鬼化は鍛冶の里編で明らかになり、呼吸が使えないからという理由でした。根底には実弥への想いがあり、鬼化してまででも強くなり、兄に会って謝りたいという一心だったのですね。今後公開される予定の劇場版鬼滅の刃の最終章が楽しみですね。